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TOEIC Part7 攻略:54問を読み切るための時間配分と設問タイプ別の解き方

公開日: 2026-10-10|文: Yaya

TOEICのリーディングで点が伸びない理由のうち、いちばん多いのは「Part7が最後まで終わらない」ことです。僕自身、795点のいまでもPart7の後半は読み切れていません。この記事では、54問をどう配分して、設問ごとにどこを読めば答えが見つかるのかを、タイプ別に整理します。

Part7 の構成を知る

Part7は、英文を読んで設問に答える読解パートです。全部で54問あり、リーディング100問の半分以上を占めます。

Part7 の54問の内訳シングル 29問ダブル 10問トリプル 15問1つの文書を読んで答える(10セット)2つの文書(2セット)3つの文書(3セット)時間の目安Part5 10分 + Part6 8分 = 残り57分 → Part7 は1問あたり約1分
シングルで時間を使いすぎると、配点の大きいダブル・トリプルにたどり着けない。
形式問題数特徴
シングルパッセージ29問メール、お知らせ、広告、記事、チャットなど1つの文書。短いものは2〜3問、長いものは4問
ダブルパッセージ10問2つの文書がセット。1セット5問
トリプルパッセージ15問3つの文書がセット。1セット5問

Part5を10分、Part6を8分で終えると、Part7に使えるのは約57分。1問あたり1分ちょっとです。これより遅いと最後まで届きません。

解く前に、文書の種類を見る

本文を読み始める前に、文書の上に書いてある説明を必ず見てください。「Questions 147-148 refer to the following e-mail.」のように、文書の種類が書かれています。

文書最初に見るところ
メール・手紙差出人と宛先(誰から誰へ)、件名、最初の2文(用件)
お知らせ・社内通知見出し、日付、対象者(誰に向けたものか)
広告・求人何の広告か、条件(期限・資格・価格)
記事タイトル、第1段落(記事の主題)
チャット・テキストメッセージ参加者の名前と時刻、話題が変わるところ

文書の種類が分かると、どこに何が書いてあるかの予想が立ちます。メールなら用件は冒頭、お願いは最後のほう、と決まっているからです。

設問は7つのタイプに分けられる

Part7の設問は、聞き方でおおよそ7つに分かれます。タイプが分かれば、本文のどこを読めばいいかが決まります。

① 目的・主旨(What is the purpose of ...?)

「このメールの目的は?」「この記事は主に何について?」という問題。答えは文書の最初の段落にあることがほとんどです。メールなら I am writing to ... の後ろ、記事ならタイトルと第1段落を読めば解けます。

② 詳細(According to ..., What ...?)

本文の特定の情報を聞く問題。設問の中の固有名詞・数字・日付をキーワードにして、本文からその場所を探します。全部を読み直す必要はありません。

③ NOT問題(What is NOT mentioned ...?)

選択肢4つのうち、本文に書かれていないものを選ぶ問題。4つすべてを本文と照らし合わせるので時間がかかります。時間が厳しいときは後回しにする候補です。

④ 推測(What is suggested / implied / most likely ...?)

本文にはっきり書いていないことを推測する問題。ただし、本文から確実に言えることしか正解にならないのがTOEICのルールです。「そうかもしれない」程度の選択肢は不正解で、本文の根拠から1歩だけ進んだものが正解になります。

⑤ 文挿入(In which of the positions marked [1], [2], [3], and [4] ...?)

与えられた1文が入る場所を選ぶ問題。挿入する文の中の代名詞(this, they, such)やつなぎ言葉(however, also, therefore)が手がかりです。その代名詞が指すものが直前にある位置を探します。

⑥ 意図問題(At 10:15 AM, what does Ms. Kim most likely mean when she writes, "..."?)

チャットで出る問題。引用された発言だけを読んでも解けません。その直前の相手の発言を読むと、何に対する返事なのかが分かります。

⑦ 同義語(The word "X" in paragraph 1, line 3, is closest in meaning to)

本文中の単語に最も意味が近いものを選ぶ問題。辞書の第一の意味ではなく、その文の中での意味が聞かれます。たとえば address は「住所」ではなく「(問題に)対処する」の意味で出ることが多い。選択肢を本文の単語と入れ替えて、文の意味が通るものを選びます。

正解は必ず「言い換え」られている

Part7で一番大事なルールです。本文と同じ単語が入っている選択肢は、ひっかけであることが多い。正解は、本文の内容を別の言葉で言い換えたものになっています。

本文正解の選択肢
The store will be closed for renovation.The building will be remodeled.
Please submit the form by Friday.Send a document before the weekend.
We are looking for experienced staff.Applicants should have relevant experience.
Admission is free for members.Members do not have to pay to enter.

言い換えに気づくには、語彙の幅が必要です。renovation と remodel、submit と send が同じ意味だと分かっていないと、正解が見えません。TOEIC頻出の英単語やビジネスの英単語を固めておくことが、そのままPart7の点数になります。

ダブル・トリプルパッセージの読み方

2つ・3つの文書がセットになった問題では、各セット5問のうち1〜2問が「複数の文書を組み合わせないと解けない問題」です。たとえば:

  • 1つ目の文書(広告)に「会員は20%割引」とある
  • 2つ目の文書(メール)で、注文した人が会員だと分かる
  • 設問「この人はいくら払ったか」→ 2つを組み合わせて答える

手順としては、まず設問を読んで「どの文書の話か」を確認します。設問に文書名(the e-mail, the invoice など)が書かれていれば、その文書だけを読めば解けます。書かれていない問題や、数字・条件を聞く問題は、組み合わせ問題の可能性が高いので、表や一覧がある文書も確認してください。

時間が足りないときにどうするか

現実的には、最後まで解き切れない人が大多数です。そこで大事なのが捨て方です。

  1. マークは必ず全部埋める。TOEICは間違えても減点されないので、空欄は損でしかありません。残り3分になったら、残りの問題は同じ記号でまとめて塗ります
  2. NOT問題・長い推測問題は後回しにする。時間がかかるわりに配点は同じ1問です
  3. 1問に2分以上かけない。迷ったら一番それらしいものを選んで次へ。戻ってくる時間はまずありません
  4. シングルの後半(長い記事など)に時間がかかりそうなら、先にダブル・トリプルの「文書名つきの設問」だけを拾うのも手です

Part7を速く解くための練習

  • 時間を測って解く:公式問題集のPart7を、1セットごとに「何分かかったか」を記録します。1問1分を超えるセットが、自分の弱点の文書タイプです
  • 解き直しで「根拠の行」に線を引く:正解の根拠が本文のどこにあったかを毎回確認します。これを続けると、設問タイプごとに「答えのある場所」の勘がつきます
  • 正解した文書を音読する:内容が分かっている英文を声に出して読むと、英語を英語の語順のまま理解する速さが上がります
  • 易しい英文をたくさん読む:Part7は精読より速読の力が問われます。インプットとアウトプットの回し方も参考にしてください
僕の795点の内訳でも、時間が足りなかったのはPart7の最後のトリプルパッセージでした。読むスピードは一朝一夕では上がらないので、「捨て方」を決めておくだけでも、取れる問題を確実に取れるようになります。

まとめ

  • Part7は54問。Part5・6を早く終えて、約57分を確保する
  • 本文の前に文書の種類を見る。メールは冒頭に用件、記事は第1段落に主題
  • 設問は7タイプ。目的は冒頭、詳細はキーワード検索、意図問題は直前の発言、同義語は文中の意味
  • 正解は言い換えられている。本文と同じ単語の選択肢は疑う
  • ダブル・トリプルは文書を組み合わせる問題が1〜2問ある
  • マークは全部埋める。NOT問題は後回し。1問2分以上かけない

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Yaya

国際学部の大学生。TOEIC は大学1年のIPテストで450点、会場受験で540点。大学2年でオーストラリアに4か月留学し、現地で英語を話しながら空き時間にTOEIC対策を続けて、帰国後に795点。いま900点を目指して勉強中です。そのときに「先に知っておきたかったこと」を EigoNote にまとめています。

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