単語・文法

語源で覚える英単語:接頭辞・語根・接尾辞の基本と、1つで10語に効く組み合わせ

公開日: 2026-10-10|文: Yaya

英単語を1語ずつ丸暗記していると、覚える量はいつまでも減りません。でも英語の単語の多くは、意味を持った部品の組み合わせでできています。部品をいくつか知っておくと、新しい単語に出会ったときに意味の見当がつき、覚えるのも忘れにくくなります。この記事では、よく使う部品を一覧にして、使い方と注意点をまとめます。

単語は3つの部品でできている

un · pre · dict · ableun-〜でない(接頭辞)pre-前に(接頭辞)dict言う(語根)-able〜できる(接尾辞)前もって言う → 予言する → 予測できる → 予測できない
知らない単語でも、部品に分けると意味の見当がつく。
部品位置役割例
接頭辞(prefix)前意味を足す(否定・方向・回数など)review, disagree
語根(root)まん中単語の中心の意味export, inspect
接尾辞(suffix)後ろ品詞を決めるinformation, comfortable

このうち、覚える価値がいちばん高いのは語根です。1つの語根から10語以上が作られていることも珍しくありません。

よく使う接頭辞

接頭辞意味例
re-再び・元へreview(見直す)、return(戻る)、renew(更新する)
pre-前にpredict(予測する)、prepare(準備する)、preview(下見)
pro-前へprogress(進歩)、promote(昇進させる)、produce(生み出す)
un- / in- / im- / il- / ir-〜でないunable、invisible、impossible、illegal、irregular
dis-否定・離れてdisagree(反対する)、discount(割引)、disappear(消える)
mis-誤ってmisunderstand(誤解する)、mistake(間違い)
ex-外へexport(輸出する)、exit(出口)、exclude(除外する)
in- / im-中へimport(輸入する)、include(含む)、income(収入)
inter-間にinternational(国際的な)、interview(面接)
trans-越えて・移してtransport(輸送する)、translate(翻訳する)、transfer(移す)
sub-下にsubway(地下鉄)、submit(提出する)
co- / com- / con-共にcooperate(協力する)、combine(組み合わせる)、connect(つなぐ)
de-下へ・離れてdecrease(減る)、depart(出発する)

in- が「否定」と「中へ」の2つの意味を持つことに注意してください。invisible(見えない)と include(中に入れる)では役割が違います。

覚える価値が高い語根

語根意味この語根からできる単語
port運ぶexport、import、transport、portable、report
spect見るinspect、respect、spectator、prospect、expect
dict言うpredict、dictionary、contradict、dictate
duc / duct導くproduce、introduce、reduce、conduct
ject投げるproject、reject、inject、object
mit / miss送るsubmit、transmit、permit、mission
struct建てるstructure、construct、instruct、destruction
vis / vid見るvisible、visit、video、revise
scrib / script書くdescribe、subscribe、prescription、script
tain保つcontain、maintain、obtain、retain
cap / cept取るaccept、capture、except、receive
press押すexpress、impress、pressure、compress
fer運ぶtransfer、refer、offer、prefer
tract引くattract、contract、extract、distract

たとえば port(運ぶ)を知っていれば、ex(外へ)+port で「輸出する」、im(中へ)+port で「輸入する」、trans(越えて)+port で「輸送する」、port+able(できる)で「持ち運べる」と、組み合わせで意味が出てきます。

接尾辞で品詞が分かる

接尾辞は意味よりも品詞を決める役割が大きい部品です。これはTOEIC Part5の品詞問題にそのまま効きます。

品詞接尾辞例
名詞-tion / -sion / -ment / -ness / -ity / -ance / -erinformation、decision、payment、kindness、ability、performance、employer
形容詞-able / -ible / -ive / -ful / -ous / -al / -entreliable、possible、effective、careful、dangerous、financial、efficient
動詞-ize / -ify / -en / -ateorganize、notify、strengthen、participate
副詞-lyquickly、recently、significantly

-er と -ee の組み合わせも覚えておくと便利です。employer(雇う人=雇用主)と employee(雇われる人=従業員)、interviewer(面接官)と interviewee(面接を受ける人)。-ee は「〜される人」を表します。

語源で覚えるときの注意点

語源は強力な手がかりですが、万能ではありません。

  • 見た目が同じでも別の部品のことがある:discuss の dis- は「否定」ではありませんし、invaluable は「価値がない」ではなく「非常に価値がある」です
  • 今の意味が語源から離れている単語もある:語源は「意味の見当をつける道具」と考えて、最終的な意味は必ず例文で確認します
  • 語源の暗記が目的になると本末転倒:部品を全部覚えようとするより、実際に出会った単語を分解してみる、くらいの使い方がちょうどいい

日々の学習にどう組み込むか

  1. 新しい単語を見たら、分解できないか試す。たとえば「transmit = trans(越えて)+ mit(送る)」と一度考えるだけで、記憶のフックが1つ増えます
  2. 同じ語根の単語をまとめて覚える。port を見たら export / import / transport / portable を並べて確認する
  3. 覚えた単語は例文で確認する。意味の見当がついても、使い方(どの前置詞と使うか、可算か不可算か)は例文でしか分かりません。EigoNoteの英単語一覧では2,710語すべてに例文がついています
  4. 忘れかけたタイミングで復習する。語源で覚えた単語も、復習しなければ忘れます。間隔反復の考え方を組み合わせると定着が早くなります

まとめ

  • 英単語は接頭辞・語根・接尾辞の組み合わせでできている
  • いちばん効くのは語根。port、spect、dict、mit などは1つで10語近くに効く
  • 接尾辞は品詞を決める。TOEIC Part5の品詞問題に直結する
  • -er は「する人」、-ee は「される人」
  • 語源は意味の見当をつける道具。最終的な意味と使い方は例文で確認する

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Y
Yaya

国際学部の大学生。TOEIC は大学1年のIPテストで450点、会場受験で540点。大学2年でオーストラリアに4か月留学し、現地で英語を話しながら空き時間にTOEIC対策を続けて、帰国後に795点。いま900点を目指して勉強中です。そのときに「先に知っておきたかったこと」を EigoNote にまとめています。

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