単語・文法

英語の時制を1枚で整理する:12の形と、実際によく使う6つ

公開日: 2026-10-10|文: Yaya

英語の時制は全部で12種類あると言われます。数だけ聞くと大変そうですが、実は「いつの話か」×「どんな形か」の掛け算でできているだけです。しかも、日常会話や試験で本当によく使うのはそのうちの6つ。この記事では、12の形を1枚の表で整理してから、優先して覚えるべき6つの使い分けを解説します。

時制は「いつ」×「形」の掛け算

英語の時制は、3つの時(過去・現在・未来)と4つの形(単純・進行・完了・完了進行)の組み合わせです。3×4で12種類になります。

過去現在未来
単純I studiedI studyI will study
進行I was studyingI am studyingI will be studying
完了I had studiedI have studiedI will have studied
完了進行I had been studyingI have been studyingI will have been studying

形のルールは共通しています。

  • 進行 = be動詞 + -ing(〜している最中)
  • 完了 = have + 過去分詞(〜し終えている・ずっと〜してきた)
  • 完了進行 = have been + -ing(ずっと〜し続けている)

be動詞や have の部分を過去形・未来形にすれば、それぞれの時に移せます。

過去いま未来進行:いまの前後に幅がある現在完了:過去からいまへつながる未来:will / be going to
進行形は「その時点の前後に幅がある」、完了形は「ある時点まで続いてきた・終わっている」。

実際によく使うのは6つ

12種類を均等に覚える必要はありません。会話・メール・TOEICで頻繁に出るのは次の6つです。

  1. 現在形(I study)
  2. 過去形(I studied)
  3. 未来(I will study / I'm going to study)
  4. 現在進行形(I'm studying)
  5. 現在完了形(I have studied)
  6. 過去進行形(I was studying)

残りの6つ(過去完了、未来進行、未来完了、完了進行の3つ)は、まずこの6つが使えるようになってからで十分です。

① 現在形:習慣と事実

現在形は「いま」というより、いつもそうであることを表します。

  • 習慣:I study English every morning.(毎朝勉強している)
  • 事実・真理:Water boils at 100 degrees.
  • 決まった予定:The train leaves at 8:30.

よくある間違いは、「いま勉強している」を I study now. と言ってしまうこと。今まさにしていることは、次の現在進行形を使います。

② 現在進行形:いま・一時的・近い予定

  • 今まさに:I'm studying right now.
  • 一時的な状態:I'm living with my sister this month.(今月だけ)
  • 決まっている近い予定:I'm meeting a client tomorrow.

現在形の「いつも」と、現在進行形の「いま・一時的」の違いを意識すると、使い分けがはっきりします。I live in Tokyo. はずっと住んでいる、I'm living in Tokyo. は今は住んでいる(一時的)というニュアンスです。

③ 過去形:終わった一点

過去形は、過去のある時点で終わったことを表します。yesterday、last week、in 2020、three days ago のような「いつ」を表す語と一緒によく使います。

過去形と現在完了形の違いは、英文法やり直しガイドで詳しく扱っています。ひとことで言えば、過去形は「過去の話」、現在完了形は「いまの話」です。

④ 現在完了形:過去からいまへのつながり

  • 完了:I've just finished the report.(今終わったところ)
  • 経験:I've been to London twice.(行ったことがある)
  • 継続:She's worked here for five years.(ずっと働いている)

yesterday や last year のような「過去の一点」を示す語とは一緒に使えません。逆に、since や for、already、yet、ever があれば現在完了の目印です。

⑤ 未来:will と be going to

どちらも未来を表しますが、ニュアンスが違います。

willbe going to
決めたタイミングその場で決めた前から決めていた
例I'll answer the phone.(電話が鳴って、じゃあ出るね)I'm going to visit Kyoto next month.(予定している)
予測考えにもとづく予測(I think it will rain.)目の前の根拠がある予測(Look at the clouds. It's going to rain.)

迷ったら、前から決めている予定は be going to、その場の判断や申し出は will と覚えておけば大きく外しません。

⑥ 過去進行形:過去のある時点でしていたこと

過去進行形は、過去のある瞬間に、何かの途中だったことを表します。過去形と組み合わせて使うのが典型です。

  • When you called, I was taking a shower.(電話が来たとき、シャワーの最中だった)
  • I was reading a book at 10 last night.(昨夜10時は本を読んでいた)

「長く続いていたこと(過去進行)」の途中に「短い出来事(過去形)」が割り込む、という関係で覚えると分かりやすくなります。

進行形にしない動詞がある

状態を表す動詞は、ふつう進行形にしません。

種類例×の例 → ○の例
知識・考えknow、understand、believe、rememberI'm knowing → I know
好き嫌い・望みlike、love、hate、want、needI'm wanting → I want
所有・関係have(持っている)、own、belong、containThis bag is belonging → This bag belongs
感覚(自然に)see、hear、smell、tasteI'm hearing a noise → I hear a noise

ただし、同じ動詞でも「動作」の意味なら進行形にできます。have は「持っている」なら進行形にしませんが、I'm having lunch.(昼食を食べている)は自然です。

TOEIC での出方

TOEIC Part5の「動詞の形」の問題は、ほぼ文中の時を表す語で答えが決まります。

文中の語選ぶ時制
yesterday / last month / in 2020 / ago過去形
since / for +期間 / already / yet現在完了
tomorrow / next week / soon未来(will)
by the end of next month(〜までには)未来完了(will have done)
by the time S +過去形過去完了(had done)
currently / at the moment / now現在進行形

未来完了と過去完了は日常ではあまり使いませんが、TOEICでは「by + 未来の時点」「by the time + 過去の文」という形で出ます。この2つだけは目印とセットで覚えておくと得点源になります。詳しくはTOEIC Part5 完全攻略を見てください。

時制を身につける練習

  1. 1つの動詞で12の形を言ってみる:study、work、play など規則動詞で、表を見ずに言えるか試します
  2. 自分の1日を英語で実況する:「今朝は7時に起きた(過去)」「今は勉強している(現在進行)」「今日はもう3時間勉強した(現在完了)」と、時制を意識して話します
  3. 例文で確認する:単語を覚えるときに、例文の時制にも目を向けます

まとめ

  • 時制は3つの時 × 4つの形 = 12種類。形のルールは共通
  • まず使えるようにするのは現在・過去・未来・現在進行・現在完了・過去進行の6つ
  • 現在形は「いつも」、現在進行形は「いま・一時的」
  • will は「その場の判断」、be going to は「前から決めた予定」
  • know、like、want などの状態動詞は進行形にしない
  • TOEICでは時を表す語が答えを決める。by +未来は未来完了、by the time +過去は過去完了

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Y
Yaya

国際学部の大学生。TOEIC は大学1年のIPテストで450点、会場受験で540点。大学2年でオーストラリアに4か月留学し、現地で英語を話しながら空き時間にTOEIC対策を続けて、帰国後に795点。いま900点を目指して勉強中です。そのときに「先に知っておきたかったこと」を EigoNote にまとめています。

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