文法
a/an/theの使い分けを日本人向けに整理する冠詞入門
冠詞(a / an / the)は、日本語に存在しないため、英語学習者が最後まで苦労するポイントです。しかし基本の判断基準はシンプル。「相手が特定できるか」と「数えられるか」の2軸で考えます。
a / an は「1つの、とある」
数えられる名詞が単数で、しかも相手にとって初めて登場するときに使います。母音の音で始まる語の前は an になります。
- I saw a dog. (とある犬を見た=どの犬かは特定していない)
- She is an engineer. (彼女はエンジニアだ)
the は「例のあれ」
話し手と聞き手の両方が「どれのことか」分かっているときに使います。
- I saw a dog. The dog was huge. (一度出た犬を、2回目はthe で受ける)
- Close the door. (その場にある特定のドア)
- the sun, the moon (世界に1つしかないもの)
無冠詞になるケース
数えられない名詞(water, information, advice)や、複数形で「一般的なもの全般」を指すときは冠詞がつきません。
- I need information. (情報が必要だ)
- Dogs are loyal. (犬というものは忠実だ=犬全般)
判断フローチャート
- 相手が「どれか」特定できる? → Yes なら the
- 特定できない → 数えられる単数なら a/an
- 数えられない、または複数で一般論 → 無冠詞
完璧を目指さない
冠詞はネイティブでも説明に迷う繊細な領域です。最初から100点を狙うと英語を話せなくなります。上のフローで7割合っていれば意思疎通に問題はありません。多読・多聴で「なんとなくの感覚」を育てるのが、最終的には一番の近道です。