
「社会人10年目を過ぎたけど、最近なかなかモチベーションが上がらないなあ…。」
本ブログを読んでいただいている皆さんは、何かしらの目的で英語を学習しているミドル層のビジネスパーソンがほとんどと思います。
社会人としての日常の仕事や自分自身のキャリアで苦労や葛藤を抱えてくるような年齢に差し掛かってくる20代後半から30代は、今後どうすればいいか悩むことを多い時期でもありますよね。
そんなときに助けとなるのが、「読書」です。先人の知恵やビジネスに於いて名を挙げた人の足跡を知ることで少しでも自分のキャリアに一筋の光を見つけることができます。
今回は、僕が読んで役に立った名書をいくつかご紹介したいと思います。
コンテンツ
1.本を読み始めるまえに
読書に集中するコツ
いざ本を購入して、実際に読み始める前に僕が実際にやっているおすすめの集中するコツを共有させていただきたいと思います。
人によって集中しやすい環境は異なると思いますが、一度参考までに試していただけると幸いです。
図書館などの室内や自分の部屋で読書をする際には、静かな環境で読むことができるので、特に音楽は必要ないかもしれません。
しかし、僕は移動中の電車などで読書をすることが多く、特に地下鉄線内は騒音が大きいので、ノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンで音楽を聞きながら読書をしています。
いつもお気に入りの音楽を聞きながら読書をしているのですが、音楽によって本の内容に集中しやすいジャンルとそうでないものがあることに気付きました。
まず、歌入りの曲は向いていません。ロックミュージックやダンスミュージックは、音楽の方に気を取られてしまいがちです。基本的には、インストゥルメンタルの音楽がおすすめです。

中でも一番自分の集中しやすい音楽だったのが、「Serph」というアーティストです。Spotifyでおすすめリストが聴けますので、ぜひ一度試してみてください。
2.ミッドキャリア層に役立つ名書3選
まず最初に、ここ最近で感銘を受けた本を紹介します。今では超有名企業となった「リクルート」の創業者である江副浩正氏の生い立ちから創業期〜晩年までを徹底的に書き起こした本です。日本経済新聞社出身のジャーナリストである大西氏が書く文章はかなり面白く、読み応えがあります。
その中でも社会人に役に立つマインドセットとして、リクルートが今も大切にしている「圧倒的な当事者意識」というものがあります。江副氏は社員に対して、コミュニケーションを図るときに個々が課題として考えていることをうまく聞き出すフレーズとして、常日頃から「じゃあ君ならどうしたい?」と問いかけるようにしていたそうです。
そして、実際に社員が不満に思っていることや取り組んでみたいことを自然に引き出し、権限を渡してその解決を任せるといったスタイルでモチベーションを向上させていました。このとき、プロジェクトを突き動かす原動力となっていたのが、「当事者意識」です。
では、当事者意識とはそもそも何ぞや?ということですが、まず意識的な違いについてはこちらの動画がわかりやすく解説してくれています。
もう少し踏み込んでみましょう。「当事者意識」を持つ人と持たない人はどのような特徴があるのかについて、リクルートの元役員の人が説明した動画を紹介します。
当事者意識がある人は、詰まるところ「浮き球を拾いに行く」姿勢があるということです。誰かが手を付けなければいけない仕事を積極的に拾いに行ける人は、どのような分野でも活躍できている優秀な人が多いですよね。
もちろんその浮き球を適切に処理できるスキルは必要となるのですが、自分は忙しいから誰かがやってくれるだろうとか、自分自身の領域ではないからと決めつけてスルーする、といった先入観を持たずに仕事に取り組んでいくマインドがまず大事です。
ちなみに「当事者意識」というのは、もともと持っていない人がすぐに持てるようになるものではないというのがリクルート内での持論だそうです。ただ、影響力のある優秀な社員が周りにいることで何かしらのキッカケを与え、当事者意識を芽生えさせることができる可能性はあります。
次のおすすめは、こちらの転職のためのヒントが豊富に紹介されている本になります。ここ最近で転職を2回ほどしたのですが、キャリアについて迷うことがあったり、方向性を見失ったときに参考になることが書かれていました。
著者自身の経歴をもとにアレンジしたストーリー仕立ての内容となっていますので、サクサクと楽しく読み進めることができます。これから初めて転職をする人にも、2回目以降の転職活動をする人にもおすすめの本なのでぜひ時間があれば読んでみてください。
終身雇用制度に対する議論が最近よく起こっていますが、旧来の転勤や異動を繰り返してジェネラリストを育てる「メンバーシップ型」ではなく、特定のポジションにおいて個人のスキルを活かして働く「ジョブ型」が今後主流になっていくと多くの専門家が予測しています。
いわゆる外資系での働き方がある程度取り入れられることが予見されていますが、こうした予測不可能な時代(VUCA=Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)に役立つマインドセットや必要なスキルに関して、体系的に書かれているこちらの本は役に立つこと間違いなしです。

3.モチベーションをあげるTwitterまとめ
最後におまけとして、日常のモチベーションをUPしてくれるようなTwitterのツイートをピックアップしてみました。気分転換に見てみてはいかがでしょうか?
やる気を引き出してくれる系
心が楽になる系
4.まとめ
実際に僕もキャリアや転職などをして、自分なりに道を切り拓いてきたつもりではありますが、長い人生において誰しもが壁にぶつかったり、迷ってしまうような時期があると思います。
ミッドライフ・クライシスという言葉もあるように、順風満帆の時期が続いていても、ふとしたキッカケで落ち込んでしまうこともきっとあることでしょう。困難な時期でも乗り越えることができるように、いろいろな本を参考にしながら試行錯誤していくことをおすすめします!