
「英語の勉強をしたいけど、どうしても他の誘惑に勝てない。。。」
多くの社会人の皆さんにとって、自由に使える時間は限られています。どうしても勉強に費やすことのできる余裕を作り出すことは難しかったりしますよね。最近では手軽に娯楽を楽しむことが簡単になり、ついついYouTubeやNetflixなどの動画サイトを開いてしまったり、友人の投稿見たさにSNSを覗いてしまったりして、時間を無為に過ごしてしまいがちです。
一度先延ばしにすると、なかなか動き出すのが面倒になるのが人間の性です。そこで今回はスムーズに、負担なく勉強のスタートを切ることができるアイデアをいくつか共有していきます。
コンテンツ
1.そもそもモチベーションってなに?
モチベーション≒動機づけ
勉強にはモチベーションが重要だとよく言われます。ですが、そもそもモチベーションとは一体なんのことでしょうか。Wikipediaで調べてみると、下記のように記載されています。
動機づけ(どうきづけ、motivation/mòʊṭəvéɪʃən(米国英語)、m`əʊṭəvéɪʃən(英国英語)、モチベーション)とは、行動を始発させ、目標に向かって維持・調整する過程・機能。
動機づけは人間を含めた動物の行動の原因であり、行動の方向性を定める要因と行動の程度を定める要因に分類できる。動物が行動を起こしている場合、その動物には何らかの動機づけが作用していることが考えられる。またその動物の行動の程度が高いかどうかによってその動機づけの強さの違いが考えられる。
動機づけ – Wikipedia
つまり何らかの行動を起こさせるためのトリガーとなるモノのことです。さらにもう少しWikipediaを読んでみると、種類分けがされているようです。大きい括りでは、『生理的動機づけ』『社会的動機づけ』がありますが、今回関係するのは『社会的動機づけ』です。
この『社会的動機づけ』には3種類あり、『達成動機づけ』『内発的動機づけ』『外発的動機づけ』があります。簡単にまとめると、以下のような感じになります。
- 達成動機づけ:目標を達成したいというプラスの欲求。失敗を回避したいマイナスの欲求も含む。
- 内発的動機づけ:知的好奇心による行動。心理的ハードルは低く、好む行動のためパフォーマンスが高い。
- 外発的動機づけ:外部からもたらされる影響による行動。報酬や義務的なもの。
これらの動機づけのパターンを理解した上で、どのようにしてモチベーションを合理的に上げていくかのアイデアを紹介していきます。
2.動機づけパターンごとの準備
達成動機づけを高めるアイデア
達成動機づけを高めるためには、以前の記事で紹介した『目標達成シート』がおすすめです。
小さな目標から始めて、段々と大きな目標に向けて積み上げていくことで自分のなりたい姿に近づいていける、手軽ですぐに試せるおすすめツールです。また、あえて「〜したくない」「〜にはなりたくない」とマイナスを回避するようなことも書いてみると、先ほど紹介した『失敗回避』の動機づけにもなります。
内発的動機づけを高めるアイデア
内発的動機づけは、どうしても自分の好きな趣味であったり、娯楽へと流れてしまいがちです。自分の場合は、一日のスケジュールを設定して、楽しみながら勉強できるように工夫しました。
外発的動機づけを高めるアイデア
自宅でなかなか集中できない人は、外部に勉強のできるようなスペースを確保することをおすすめします。通勤ルート上にコワーキングスペースをレンタルして、帰宅途中に1時間だけ勉強するなどの習慣を付けると継続しやすいです。

3.行動にはまず“トリガー”が必要
5秒ルールを実践してみよう
さて、上記で紹介したアイデアも取り掛かるためには動き出すきっかけが必要になります。脳は意識して行動するときにはかなりのエネルギーが必要になるものです。普段は、無意識で行動をしているところを無理やり意識的に変えていくには胆力が要ります。
そこでおすすめなのが、『5秒ルール』です。
これはいたってシンプルなものなのですが、なにか行動をしないといけないときに頭の中で「5、4、3、2、1」と数えてゼロになった瞬間に体を動かすというメソッドです。
人はなにかと行動を先延ばしにしてしまいがちで、時間が経てば経つほど上げる腰が重くなっていきます。思い立ったが吉日ということわざもあるように、頭の中で次の行動を思い描いた瞬間にすぐにこの「5秒ルール」を実践してしまいましょう。
例えば、朝起きるのが苦手な人は目が覚めた直後に5秒数えてベッドから出てみましょう。脳というものは一度動き出したら、あとからエンジンがかかってくるものです。シンプルなようでいて、かなり効果のあるメソッドなので、ぜひ一度騙されたと思ってやってみてください。
4.まとめ
勉強の習慣を付けるというのは、なかなか難しいもので一度習慣づけをしてもなにかの拍子で途切れてしまうことも多いです。しかし、自分の目標をしっかりと持って、行動を起こせるような動機づけを作ることで並大抵の障害があっても継続することが可能になります。