
「帰国子女でもないし、留学もしたことないからTOEICでハイスコア取れない!」
先日のTOEIC L/R公開テストでついに長年の目標であった900点を取得することができました。本格的に学習してから約2年くらいかかりましたが、今回の記事では留学など経験のない生粋の日本人でもTOEICで高得点が取れる学習法を共有したいと思います。
コンテンツ
1.英語学習を始める前に
日本人向けの学習方法を参考にしよう
皆さんの周りには帰国子女の友人や、留学経験のある知り合いはいますか?特に帰国子女の人は、ドラゴンボールでいうところの『サイヤ人』のようなエリートなので、TOEICでは900点以上を簡単に叩き出せる人がほとんどです。
今回は、帰国子女でもなく、留学経験もない純ジャパニーズの僕がどのようにして、TOEICで900点を取得したのかを日本人視点でスコアの変遷を紹介していきたいと思います。
目的がないとモチベ維持が難しい
いきなりネイティブのように「英語をペラペラにしゃべりたい」という目標を設定するのではなく、必ず今の自分よりも少し上の目標をまず設定することが大事です。Twitterなどではハイスコア帯のスペックの人が軒並み満点スコアをつぶやいたりしてますが、気にすることはありません。今の自分にできることを設定しましょう。
TOEIC対策を始めるにあたって、各々のレベルによってやるべきことが大きく変わってきます。それぞれのスコア帯でどのような勉強法を行ってきたかを次に説明します。
2.TOEIC500-600点のときにやったこと
初回受験時のスコアについて
大学1年生のときに初めてTOEICを受験しました。スコアは500点後半くらいだったと思います。とりあえずで受けたので、特にこれといった対策勉強はしていませんでした。
大学2年次に、再度英語クラスの振り分けのためにTOEICを受ける機会があったのですが、当日に予定があったためにCASECという試験を代わりに受けました。
このCASECというテストは、TOEIC換算でおおよそのスコアレートを出してくれるのですが、おそらく上振れする傾向があるようで実際の能力よりも高く出たような記憶があります。
2回目の受験
そして、TOEICを本格的に対策を始めたのは、26-27歳ごろになってから。会社で英語を使う機会が多くなり、とりあえず700点を目標に、単語の学習からスタートしました。
ロバート・ヒルキの頂上制覇とキクタンシリーズの600と800をひたすら繰り返して解き続けました。1ヶ月後に受けたスコアは690点(L380/R310)で、目標にはわずかに届きませんでしたが、前回より100点近くスコアアップできたことになります。
- ロバート・ヒルキ頂上制覇Part3/4 × 1周
- キクタンシリーズ600/800 × 3周
3.TOEIC600-700点のときにやったこと
ひたすらディクテーションし、目標達成
TOEICスコアアップの鍵となるのが、リスニングパートです。そのためにもディクテーションが一番着実に効果が出ることから、ひたすらディクテーションをし、2ヶ月後に受けたTOEICスコアは、835点を出すことができました。
時間がかかる勉強法ですが、確実にスコアを上げてくれます。英語は『つながり』で発音されるので、単語と単語がどのようにつながるとどのような音になるのかを体系的に取得することが大事です。
こちらのサイトにいろいろな人の英語学習法がピックアップされているのですが、下記の記事のディクテーションの方法が分かりやすかったので、ぜひ参考にしてみてください。

また、英語ではよく『音の消失』が発生します。これらの特徴を把握するためにもディクテーションは非常に重要な学習法と言えます。
- ロバート・ヒルキ頂上制覇Part1/2, 3/4 × 3周
- キクタンシリーズ600/800 × 5周
- TOEIC公式問題集 × 1周
- 究極のゼミ × 1周
4.TOEIC800点のときにやったこと
頂上に近づくにつれ、対策は難しくなる
TOEICの次の目標を900点突破に、繰り返しディクテーションを続けていきました。最後の仕上げに文法問題をひたすら解くことに集中しました。今年の1月に受験した結果、875点とだいぶ迫ることに成功しました。
900点突破のためには、リスニングでほぼフルスコアを取らないといけません。Podcastを倍速で聴きまくり、レアジョブ英会話を毎日受講してみることにしました。
もともとレアジョブ英会話は1ヶ月8回プランで契約をしていましたが、途中から毎日1レッスンのプランに切り替え、毎日レッスンを必ず受け続けることを目標にトライしました。
あとは、トーキングマラソンも導入。こちらもアウトプット力を向上させるために始めました。自然とフレーズを口から出せるように繰り返しこのアプリを学習しています。今のところ、少しづつですが、効果は実感できてきています。
そして、単語暗記の最強ツール『Anki』も始めてみました。TOEIC900点を取得するために、このアプリが絶大な効果を発揮したと感じています。今までに覚えられなかった高難度の英単語をピックアップして、Ankiでオリジナルのデッキを作成することで、効率よく覚え直しをすることができました。
これらの学習の結果、今年の9月についに900点(L495/R405)を取得できました。
- Podcast倍速 × 毎日
- キクタンシリーズ990 × 5周
- レアジョブ英会話 × 毎日
- トーキングマラソン × 毎日
- Anki × 毎日
5.TOEICで900点以上取るとどうなる?
Twitter上のハイスコアホルダーのつぶやき
6.まとめ
TOEIC対策を始めた頃は900点なんて、夢のまた夢でした。しかし、効果的で効率的な学習方法(自分のやり方に合うもの)をひたすら繰り返すことで必ず成果は出ます。
筋トレと同じように、試行錯誤をして努力をすれば、必ず報われるのがTOEICです。目標スコアを達成するという成功体験は、きっと自分自身の自信に繋がりますので、ぜひ途中で諦めずに続けてみてください!