
「Google翻訳って便利だけど、たまに不自然なときあるよね。」
いま巷で話題のDeepL翻訳を導入してみました。今回Google翻訳と比較して使ってみた感想を紹介していきます!
コンテンツ
1.DeepL翻訳ってなに?
高精度を誇る画期的なAI翻訳サービス

DeepL翻訳とは、ドイツの『DeepL GmbH』という会社が開発したAI機械翻訳サービスです。ディープラーニングをベースに言語分野において人工知能システムを構築し、英語訳の用例検索サービスの『Linguee』を開発しました。
『Linguee』も非常に便利なサービスで、一度使ってみてほしいのですが、単なる辞書サービスではなく、多くの異なるフレーズのペアをサジェストしてくれるという画期的なサービスです。利用者は、なんと10億人!を超えているようです。
そして、高精度の翻訳サービスとして2017年に機械翻訳サービスをローンチしました。また2018年には有料版サービスの『DeepL Pro』をリリースしています。
2.DeepL翻訳の使い方
公式サイトからアプリをダウンロード

まずは公式サイトからアプリをダウンロードしましょう。オンラインのサーバー上でもDeepL翻訳を利用することができますが、アプリをインストールしたほうが圧倒的に便利です。理由は後ほど説明します。
インストール後はアクセス許可が必要

無事インストールが終了すると、コンピューターによるアクセスを許可する必要があります。セキュリティ設定画面からアクセスを許可しましょう。

アクセス許可が終われば、準備完了です。早速使ってみましょう。

先ほどアプリをインストールしたほうが便利である理由は、『Ctrl+Cを2回連続』または『⌘+Cを2回連続』で押すと即座にアプリが起動されるからです。使ってみると分かりますが、いちいちコピーペーストをして翻訳画面に遷移する必要がないのはかなり楽です。
3.DeepL翻訳×Google翻訳の比較
海外ニュースを読んでみよう
海外ニュースをDeepL翻訳とGoogle翻訳を使って読み解いてみます。まずはDeepL翻訳を試してみましょう。


Bloombergの海外ニュースメルマガの文章を翻訳してみました。
正直、英語原文のみで読み解くのはかなり骨が折れる難易度の高い文章です。しかしDeepL翻訳はナチュラルに訳してくれているので、見比べながら読んでいくと補助輪付きの自転車のようでスイスイ読むことができますね。

Google翻訳との比較をしてみましょう。少し読みにくい文章になってしまっています。主語が最後に来てしまったり、『判事』と訳すべき『Justice』を『正義』と誤訳してしまっています。
では、日本語から英語への翻訳はどうでしょうか?英語版と日本語版の記事を最初に載せておきます。



原文にほぼ忠実に訳しています。特に会社名などはAI翻訳の特性が生かされてかなりの精度で再現してくれます。

それに対し、Google翻訳はやや正確性に欠けます。まず最初のcutで使用されることで意味が異なってしまっています。またGoogle翻訳の弱点である括弧付きの文章だと繋ぎが不自然になってしまいます。
僕のおすすめセッティング
基本的には無料版だとほとんどの設定は変えることができないようになっています。僕は変更できる設定のうち、ポップアップウィンドウの時間を最短にしています。
Ctrl+Cを1回のみ押したときにポップアップが出てくると、右下の別のウィンドウなどが見れなくなり、邪魔に感じるときがあるからです。本当はポップアップは出なくてもいいのですが、消す設定は存在しないようです。

4.DeepL翻訳の評判について
Twitter上での評判・口コミ情報
DeepL翻訳のプラス面
DeepL翻訳のマイナス面
5.DeepL翻訳のメリットとデメリット
6.まとめ
DeepL翻訳は、人工知能によりテキストをより自然な形で翻訳してくれるサービスです。Google翻訳の精度も近年かなり高くなってきていますが、圧倒的にDeepL翻訳の精度が勝っています。
ごくたまに不自然な翻訳が出てきてしまうときがありますので、完全に任せきりにせず、自分でチェックする作業は忘れずに!
