
「英語の発音の練習をしてるんだけど、自分のレベルってどれくらいなのかな?」
「EPT® 英語発音テスト」は “English Pronunciation Test” の頭文字で、2012年に創設されました。今回、オンライン受験で試しに受けてみましたので、紹介していきます!
コンテンツ
1.国際英語発音協会って?
EPT® 英語発音テストを運営する協会

国際英語発音協会とは、『EPT® 英語発音テスト』の実施運営を行う団体です。また、発音レベルの高い学習者を対象に、研修を通して『英語発音指導士®』として認定する活動も行っています。
なぜ発音は大事なのか?
最近では、「使える英語」がより重視される流れが強くなってきています。今までの日本での英語教育は文法に重きが置かれていましたが、今後はさらにスピーキングに力を入れていく動きが出てきています。
スピーキングの基礎となるのが、『いかに伝わる英語を話せるか』です。噛み砕いていくと、伝わる英語は以下の3つのポイントを押さえる必要があります。
- 発音
- イントネーション
- 相手に通じるかどうか
これらの自分のレベルを確認する方法としては、TOEFLやTOEIC Speakingテストなどがありますが、初めて受けるのにはハードルが高く、コストもかかります。
『EPT® 英語発音テスト』は、「ネイティブスピーカーに伝わるかどうか」を客観的に判定しています。スピーキングの長所と短所を把握することで、今後の学習の方向性を知ることができます。
2.なぜEPTを受けてみようと思ったのか?
手軽に発音レベルをチェックできる
まず、今までオンライン英会話のレアジョブ英会話でスピーキングのトレーニングをしてきた成果を確認してみたいと思ったためです。
また、TOEIC Speaking&Writing Testの受験を控えているため、その前に自分の発音能力について知っておきたいと思ったからです。
そして、何よりも『オンラインですべて申込から受験まで完結できる』という点がハードルが低く、受けやすかったのも理由の一つです。
3.EPTテストの特徴
EPT® 英語発音テストとEPT® basicの違い

EPTには、二種類のテストがあります。『EPT® 英語発音テスト』は、スタンダードタイプのテストで以下のような出題内容となっています。基本的には、ある程度英会話の経験がある人はこちらを受験することをおすすめします。

もう一つ、『EPT® basic』というテストがあります。これは初学者でも受験しやすいような出題内容となっています。スタンダードのEPTは初見文が出てきますが、こちらはあらかじめ出題内容が提示されています。
1)What’s your number?
2)What’s the date today?
3)Read the alphabet aloud.
4)Read the minimal pairs aloud. (15 pairs)
5)Read the words aloud. (15 words)
6)Read the conversation aloud.
7)Read the phrases aloud. (10 phrases)
テスト出題内容 | 一般社団法人 国際英語発音協会
オンライン受験と会場受験

EPTはオンライン受験と会場受験が選択できます。料金はどちらも変わりません。内容も評価基準も同じなので、手軽に受験できるオンラインをおすすめします。
評価基準の選択
EPTは、評価基準を選択することにより受験料が変動します。
- EPT®(一般評価): 4,950円(税込)
- EPT®(詳細評価): 9,900円(税込)
- EPT® basic(詳細評価のみ): 4,950円(税込)
一般評価の場合は、左の写真のようにシンプルな内容で戻ってきます。詳細評価を選択すると、センテンスの中での指摘を詳しく記述してくれます。僕はとりあえずレベルを知りたかったため、『一般評価』にしました。
4.EPTを受けてみた感想と結果
申込までの流れ
まずはホームページで申込をします。下のオンライン受験専用申込みフォームからボタンをクリックしてみましょう。

Google Calendar上で空き日程が表示されています。月表示より週表示のほうが見やすいです。空きを確認したあと、フォームに希望日時を書いて送信します。満枠の日時だとエラーで戻ってくるので注意してください。

Skypeでリクエストを送る

無事に申込と送金が完了すると、上記のようなメールが届きます。Skypeでフレンドリクエストを送っておきましょう。当日は、身分証明書の提示が必要となるので免許証等を用意しておきます。
オンライン受験を受けてみた感想
当日はデスクトップのパソコンとヘッドホンを準備して受験しました。まず、免許証をビデオ画面に移して本人確認をします。逆光で見えなくならないように注意しましょう。
確認が取れたら早速テスト開始です。画面共有でテスト問題が表示されていきます。まずは自分の受験番号と今日の日付を英語で伝えます。ホームページにも書いてある「My number is ~」「 Today is ( month )(date), (year ).」の構文でOKです。
次はアルファベットの音読です。ランダムに表記されたアルファベットを順番に読んでいきます。僕は、「R/L/Z」などが苦手なので事前に練習しておきました。
次は簡単な会話文を読み上げます。リズムとイントネーションに気をつけて読み進めました。そのあと、初見の英文が出題されます。確かFacebookに関する内容だった気がします。
最後に課題文が出題されます。これはホームページで3題掲載されている中のうち、1題がピックアップされますので、事前に予習をしておくことをおすすめします。僕は②の問題が出題されました。

僕はテスト直前に、レアジョブ英会話のフリーカンバセーションを利用して、課題文は練習しました。ある程度スムーズに読むことができたと思います。
テスト結果について

スコアは100点満点中64点でした。レベルは『英語発話学習者平均レベル』です。目標は71点以上のハイレベルクラスなので、オンライン英会話やELSA SPEAKなどで発音学習も進めていきたいと思います。
5.まとめ

公式ホームページ上に目安として、今まで受けた受験生の発音レベル音源を聞くことができます。高得点の人たちは、かなり流暢な英語を話しています。
正直これを聞いてしまうと僕なんか全然上手く発音できていないなという気持ちになってしまいますが、地道にトレーニングして少しでも伝わる英語を習得していきたいと思っています。
