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1.TOEIC Speaking / Writing Testsってなに?
「話す」「書く」英語力を測るテスト

TOEICは一般的にListening & Readingがメジャーですが、「話す」「書く」力を試すことができるSpeaking & Writingというものも実施しています。

Listening & Readingは受動的なスキルですが、Speaking & Writingは能動的なスキルになるので、英語力にプラスして自ら考える力も必要になってきます。
ビジネスシーンに即した問題が出題されるので、ビジネス英語をさらに磨きたい人にもおすすめです。
2.TOEIC Speaking / Writing Testsで求められる能力
日常会話レベルから一歩先に進んだレベルが求められます。英語で理論的に物事を話せるかどうか、相手に対して自分の考えを正確に伝えることができるかどうかが大事なポイントです。
ライティングでのスキルは文法力・単語力・文章構成力などの総合的なスキルが求められます。常日頃から英文メールを作っている人は、その培ってきた経験をここで試すことができます。
TOEIC LRとSWの比較

L&RとS&Wと比較してみると、まず大きく異なるのが時間構成です。
- TOEIC Listening:約45分間/100問 ⇒ TOEIC Speaking:約20分/11問
- TOEIC Reading:75分間/100問 ⇒ TOEIC Writing:約60分/8問
S&Wは比較的短時間のテストとなっており、会場ではひとりひとりにパソコンとヘッドフォンが用意されます。L&Rと違って、座席による不公平感はありません。

3.TOEIC Speaking / Writing Testsの構成

計11問を約20分で回答します。次々の問題が進んでいくので、頭の回転スピードを上げる必要があります。日本語を考えてから、それを英語に変換して話すと時間が足りなくなってしまいます。簡単な英語で言い回しのストックを増やして、瞬時に回答できるようにトレーニングが必要です。

計8問を約60分で回答します。各問題のDirectionは全て英語で案内され、画面に表示されるか音声で流れます。最後の『意見を記述する問題』は、論理的な文章構成に自分の意見で理由付けをして説明ができているかもポイントとなります。
4.TOEIC Speaking / Writing Testsのおすすめ参考書
CD付 ビジネス英語パワー音読トレーニング
独学で同時通訳者として活躍している横山カズ氏が教えるビジネス特化型参考書です。シンプルな単語でいかに素早く伝えられるか、が重要となるS&Wにおいて必要なスキルをトレーニングできます。
英語は3語で伝わります【どんどん話せる練習英文100】
「主語+動詞+目的語」のたった3語で英会話を成り立たせるようにできる魔法のような手法を教えてくれる参考書。日本人は複雑な構文を考えてしまいがちですが、ネイティブはシンプルな英語を好みます。「have」「use」「find」などの万能動詞を覚えて、活用しましょう。
英文ビジネスEメール 実例・表現1200 [改訂版] (Z会のビジネス英語)
実例を多数掲載している英文ライティングの教科書的な本です。これを参照しながら学習してもいいですし、サラッと通し読みしてエッセンスを吸収しても充分効果があります。
書く英語 (実戦力徹底トレーニング)
基本的な英文ライティングスキルを一通り学んだあとは、実践を繰り返すことが地道なスキルアップコースです。そのトレーニングを骨太にしてくれるのがこの参考書で、文章力の大幅な向上が期待できます。
5.まとめ
英語を話したり、書いたりする機会が多い人はぜひS&Wも受けてみることをおすすめします。受験料は10,450円(税込)とL&Rに比べてやや割高ではありますが、何が足りていないかを把握するきっかけにもなり、使える英語を習得するトレーニングになるのでその価値は充分にあります。
