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1.インバウンド実務主任者認定試験って?
インバウンドビジネスに必要な資格

インバウンド実務主任者認定試験とは、年5回実施される資格試験です。受験料は、10,000円(税抜)と若干割高ですが、取得することで知識が広がるので受ける価値はあります。
2020年2月の試験に挑戦してみようと思うので、その学習過程をこちらでメモしていきたいと思います。
2.インバウンド実務主任者認定試験内容
全部で11課題に分かれている
内容の区分は全部で11課題に分かれています。すべてを満遍なく学習することが合格への秘訣です。
- 第1課題 観光総論
- 第2課題 インバウンド総論
- 第3課題 インバウンドの現状と動向
- 第4課題 インバウンドと消費
- 第5課題 インバウンドとビジネス
- 第6課題 インバウンドとニューツーリズム
- 第7課題 訪日外国人の理解
- 第8課題 訪日外国人への対応
- 第9課題 インバウンドの集客
- 第10課題 インバウンドとテーマ別観光まちづくり
- 第11課題 テーマ別選択問題

3.学習メモ
第1課題 観光総論
1 | 観光とは | 観光の定義、観光の目的 |
2 | 観光の効果 | 旅行者、観光ビジネス |
3 | 観光マーケット | 観光市場規模 |
4 | 国内旅行 | 国内旅行市場規模 |
5 | 海外旅行 | 海外旅行の特徴 |
6 | 日本の観光の歴史 | 明治から戦前、戦後から現在 |
7 | 外国の観光の歴史 | グランドツアー、バカンス法 |
8 | 観光行政 | 観光立国観光庁、日本政府観光局 |
9 | 観光に係る法律① | 旅行業法、旅館業法、民泊新法 |
10 | 観光に係る法律② | コンベンション法、エコツーリズム推進法 |
11 | 観光に係る資格・検定 | 旅行業務取扱管理者、通訳案内士 |
1.観光とは:観光の定義、観光の目的
インバウンドビジネスの政府目標について、理解をする。
- 2017年に日本を訪れた外国人は、2,869万人。
- 政府の掲げる目標値
- 2020年に4,000万人。消費額は8兆円。
- 2030年には6,000万人。消費額は15兆円
- 民泊新法は2018年6月に施行。届出だけで住居専用地域でも営業可能に
- 改正通訳案内士法は、2018年1月に施行。
- 資格を有していなくても有償のガイドが可能に。
- 滞在期間の長い欧米豪からの観光客をさらに伸ばす。
- 平均旅行支出の1位は中国だが、2~7位は欧州。
- 順位はオーストラリア、イギリス、スペイン、フランス、ロシア、イタリア。
- 全国に広がる日本版DMOの動きについて
- DMOとはDestination Management/Marketing Organizationのこと。
- 地域の稼ぐ力を最大限に引き出すだめにデータ分析をし、戦略的なプランを立てる。
- 日本におけるLCC元年は2012年。
- 空の便で入国し、国内港からクルーズを楽しむ「フライアンドクルーズ」も人気。
- 2016年に日本を訪れた外国人観光客数は、2,404万人。
- 世界16位アジア5位。出国者数は世界17位でアジア4位
- フランス:8,260万人
- アメリカ:7,560万人
- スペイン:7,556万人
- 中国:5,927万人
- イタリア:5,237万人
- 世界16位アジア5位。出国者数は世界17位でアジア4位
- 歴史について
- 1893年に日本は外客誘致専門機関「貴賓会」を設立。
- 1912年に日本交通公社(ジャパン・ツーリスト・ビューロー)を設立。
- 日本の旅行収支は年間で1兆円以上の黒字が続いている。
- 2015年に長い間赤字だった旅行収支が黒字に転じた。
- 世界の旅行市場でもアジア・太平洋地区は一番の伸び率
- 訪日外国人の1人あたりの旅行支出は15万円強。
- 日本人の国内旅行の5倍。経済効果が多くもたらされるのは買い物。
- もっとも伸びしろが期待できるのが娯楽サービス費で2016年からの伸び率が127%。
- 買い物代:1兆6,398億円
- 宿泊料金:1兆2,451億円
- 飲食費:8,856億円
- 交通費:4,870億円
- 娯楽サービス費:1,439億円
- インバウンドは地方創生との親和性が高い。
- 田舎らしい風景や免税制度の変更、受け入れ体制の強化などが影響。
- ビジット・ジャパン・キャンペーンについて
- 2003年から始まったVJはJNTOが主導。
- 20の国と地域に対して毎年それぞれに戦略を立てて、トレンドに合わせたプランを実施。
- アメリカ
- 中国
- 韓国
- 台湾
- 香港
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- オーストラリア
- タイ
- マレーシア
- インドネシア
- インド
- カナダ
- ロシア
- ベトナム
- フィリピン
- シンガポール
- イタリア
- スペイン
- インバウンドを促進する査証の緩和政策。
- 中国は個人観光ビザを2009年7月に発給開始、段階的に緩和。
- タイ:2013年7月/ビザ免除15日
- マレーシア:2013年7月/ビザ免除90日
- フィリピン:2014年9月/数次ビザ30日
- インドネシア:2014年12月/ビザ免除15日
- ベトナム:2016年2月/数次ビザ90日
- インド:2016年2月/数次ビザ90日
- ロシア:2017年1月/数次ビザ30日
- アラブ首長国連邦:2017年7月/ビザ免除30日
第2課題 インバウンド総論

- 訪日外国人観光客数
- 1,974万人(’15年)→4,000万人(’20年)→6,000万人(’30年)
- 訪日外国人旅行消費額
- 3.48兆円(’15年)→8兆円(’20年)→15兆円(’30年)
- 地方部外国人宿泊者数
- 2,514万人(’15年)→7,000万人(’20年)→1億3,000万人(’30年)
- 外国人リピーター数
- 1,158万人(’15年)→2,400万人(’20年)→3,600万人(’30年)
- 日本人国内旅行消費額
- 20.41兆円(’15年)→21兆円(’20年)→22兆円(’30年)
- 観光立国に向けて、予算が多くなってきている。
- 「最先端観光コンテンツインキュベーター事業」
- 「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」など
- 外国人観光客の宿泊者全体に対する宿泊者数はここ10年で倍の16%にまで伸びている。平日と休日の繁閑の差を埋めてくれる貴重な存在。
- 中国を始めとするアジア諸国は買い物が大好き。
- お土産の購入率はお菓子、食料品、医薬品、化粧品、服、電気製品、漫画、書籍、和服、カメラの順に多い。
- もっとも期待されているのは日本食を食べること。
- 次点はショッピング、自然、繁華街の街歩き、温泉入浴、日本酒、旅館、伝統文化など。
- アクティブな外国人観光客を各地へ運ぶ。
- 「ジャパンレールパス」など。
- 日本はショーケース。販路拡大への施策、外国人向け商品の開発、PR施策、越境ECなど。「BrandLand Japan」
- 外国人述べ宿泊者数の増加率。
- 青森県、香川県、岩手県、秋田県、佐賀県が多い。
- 国地域別訪日外国人客数
- 中国
- 韓国
- 台湾
- 香港
- アメリカ
- タイ
- オーストラリア
- マレーシア
- フィリピン
- シンガポール
- 伸び率
- 中国
- フィリピン
- ベトナム
- 香港
- 韓国
- インドネシア
- マレーシア
- スペイン
- タイ
- シンガポール
アメリカは95%が個人旅行。タイ・シンガポール、マレーシアも個人旅行が多め。中国と台湾は団体旅行が多かったが、個人旅行へシフトしている。香港はリピーター率が高い。
第3課題 インバウンドの現状と動向

ゴールデンルート:NRT in→東京→箱根→京都→大阪→KIX out
9割が訪日旅行に満足し、また来たいと思っている。次回体験したいことは四季の体感が1位。温泉入浴、スキー、自然など。
旅行中に困ったことについて、コミュニケーション、無線LAN、多言語表示、公共交通機関、両替、クレジットカード、SIMカードなど。
Wi-Fiスポットは改善しているがまだまだ足りない。登録や設定が複雑でわかりにくい。つながっても遅い。
第4課題 インバウンドと消費

参考サイト
(2020/03/25追記)無事合格しました。

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