
「ノンネイティブでもビジネスで使えるフレーズをたくさん覚えたい!!」
実際に英語で仕事を始めると、国にもよりますがほとんどがノンネイティブスピーカーです。しかし、彼らはネイティブスピーカーにも負けない流暢な英語力で対等に渡り合っています。
今回の記事では、そのコツを凝縮した本を読んでみたので、紹介します!
コンテンツ
1.非ネイティブエリート最強英語フレーズ550って?
いざというとき役立つフレーズ満載の本
著者がアクセンチュア、デロイト、マイクロソフトなど世界的にもグローバルカンパニーとして有名な企業で23年間勤務し習得した「生きた」英語を伝授してくれる本です。
ビジネス英語の実戦では「どのようなフレーズが適切なのか」「様々なビジネスシーンではどのようなフレーズがネイティブにより伝わるのか」を学べます。
また、英語のフレーズ以外にも、グローバル社会やグローバルカンパニーではどのようなスタンスでいれば成果が出せるのか、生き残れるのか、についても詳しく書かれているので、英語学習だけではなくビジネスの知恵としても非常に参考になる一冊です。

2.実際に読んでみて
本の特徴について

書店で立ち読みをして面白かったので、実際に買って読んでみました。読みすすめると分かりますが、筆者が今まで苦労してきた英語でのコミュニケーションがシチュエーションごとに細かく書かれており、グローバルカンパニーでは具体的にどのような場面でどのようなコミュニケーションが必要なのか、をイメージすることができます。
具体的には、社内外での会議やメールなどで役立つフレーズが多く書かれており、今までに自分が仕事の場面で使ってきたフレーズをアップデートして学ぶことができます。
実際に役に立ったフレーズ
I look forward to meeting you./お会いできるのを楽しみにしています。

相手とのコミュニケーションでよく使われる「I look forward to~」ですが、まずtoは前置詞なので、「meet」ではなく「meeting」が入ります。
そしてさらに、ビジネスで活用できるようにするために知っておくべきことは、「I look forward to」はよりフォーマルな響きがあるということです。
日本の学校教育で習う英語では、ビジネスで必要なフォーマルかどうかという観点は学ぶ機会がないため、ビジネスに適しているかどうか、という観点でフレーズを学べるのは大変貴重ですし、仕事でも即効性があります。
May I have~, please?/〜様とお話できますでしょうか?

電話では、たまに取次ぎのお願いを冒頭にする場面が出てきます。そのときに特に意識をせずに「Could I have~」と使っていましたが実際は「May I have~」のほうが、丁寧なニュアンスが増します。
I would like to raise an issue./問題提起をしたいです。

これはよく使いがちな単語ですが、何か問題が生じたときによく「problem」と言ってしまいがちです。僕もよく、「I have a problem」などついつい口から出てきてしまうフレーズの一つに挙げられます。ここで「issue」という単語を使うことで課題を解決しようという意思を表すことができます。
細かなニュアンスですが、「問題」と「課題」でも伝わり方は違うので、このような使い分けができてくると、ビジネスシーンでの意思疎通レベルが向上します。
Great to see you again!/お久しぶりです!

ビジネスで久しぶりにお会いするクライアントに対して、「Long time no see!」と伝えるのはカジュアルすぎるので若干不向きです。ベストなフレーズは「Great to see you again」などです。
またここで注意したいのが、「meet」は初めて会うときに、「see」は2回目以降に会うときに対して使うということです。このニュアンスはなかなか非ネイティブにとって掴みづらいですが何度か実践して体で覚えるのが近道です。
3.この本が向いている人/向いていない人
おすすめ:海外駐在や外資系でバリバリ働く人
この本はどのレベルの人が読んでも役に立ちますが、非ネイティブがどのようなスタンスでネイティブに立ち向かうことができるかなどについても詳しく紹介されているので、真に効力を発揮するのはネイティブ相手にバリバリ働く人です。
おすすめしない:英会話ビギナー
ある程度、英会話力がある前提で書かれているので、全くの初心者の人にはおすすめしません。少し経験を積んで、英語のニュアンスについて壁を感じてきたなと思ったくらいのときに読んでみることをおすすめします。

4.まとめ
本書の内容や評判が気になった人は、ダイヤモンド・オンラインで記事が紹介されているので、ぜひ読んでみてください。今までビジネスで英語を使っていても自分では気づかなかった改善すべきフレーズが見つかると思います。
ビジネスに適したボキャブラリーやフレーズを増やしていくことで、非ネイティブとしての高い英語レベルを目指しましょう!
