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1.ナパ・バレー/Napa Valley
ドミトリーでベーグルの朝食
●7日目:2019/07/21(日)
宿泊したドミトリーは朝食サービスが付いていて、ベーグルとコーヒーを食べました。


ちなみに使った食器は自分で洗うシステムです。

ナパバレー「オーパス・ワン」の予約
この日は、念願だったナパバレーのワイナリーへ訪問します。VELTRAのオプショナルツアーで直前に申し込んでみたのですが、催行人数が集まらずに、ツアー催行不成立となってしまいました。

どうしてもナパバレーには行きたかったので、自力でなんとかして行く方法を探すことにします。
最初に『オーパスワンワイナリー』の試飲の予約を取ります。予約自体は簡単で、オーパス・ワンのサイトから『訪問を計画する』というページに行き、情報を入力するだけで予約できます。

ウェブページにて予約をすると、しばらくあとに予約完了メールが届きます。現在はリニューアル工事中でテイスティングは特設会場での試飲になるようです。

2.ヴァレーホ/Vallejo
サンフランシスコ・ベイエリアへ
サンフランシスコから電車とバスを乗り継いでいきます。やはり、車以外のルートはかなりハードです。しかも乗り継ぎ時間がタイトなので、完璧な乗り継ぎをしないと乗り遅れる可能性があり、道のりに不安を感じます。

まずは電車でWalnut Creek Stationまで向かいます。

バスへ乗り継いで、ヴァレーホへ向かいます。

ヴァレーホからUBER Xを利用
ヴァレーホまでは無事に到着しました。ここからさらにバスを乗り継いでナパバレーへ向かう予定でしたが、バスが時間になってもなかなか来ません。周りの人に聞いてみると、どうやら日曜日のためにバスが来ないのでは?とのこと。
そこで予定を変更してオーパス・ワンまではUBER Xを利用して向かうことにしました。

ナパバレーに近づいてくると、車窓からはワイン畑が見えてきて、テンションが上がります。UBERのドライバーさんがBilly Joelのピアノマンを流していたのが景色をマッチして、めちゃくちゃよかったです。

40分ほどでナパバレーへ到着。もともとこの距離は、バスで4時間くらいかかる行程だったので、かなりの時間短縮になりました。このとき、初めてUBERのサービスを使いましたが、このような土地勘の無い場所ではすぐに手配できて値段もリーズナブルなので便利だなと思いました。

3.オーパス・ワン
カリフォルニアの人気ワイナリー
10:30ごろにナパバレーの「オーパス・ワン」に到着しました。

試飲見学の予約していた時間よりだいぶ早く着いてしまいましたが、快く変更をOKしてくれました。
早速、テイスティングルームへと案内されます。オーパス・ワンは現在改装工事中で、仮の建物での試飲でしたが、立派な建物なのでぜんぜん気になりませんでした。完成は2019年の秋ごろとのことです。

試飲は有料となり、それぞれ4オンスで2015年が50ドル、2013年が65ドル、オーバーチュアが25ドルでした。1オンスはだいたい30mlです。2オンスですべて試飲できるセットが75ドルだったのでそれにしました。

窓際のワイン畑がよく見える席に案内してくれました。

ラッキーなことに日本人女性の方がオーパス・ワンで働いていて、いろいろ話を聞くことができました。

2013年は傑作と呼ばれるだけあって、素晴らしいブーケとアロマです。2015年はフルーティーで果実味にあふれるテイスト。オーバーチュアは様々な年のものをミックスしていて、飲みやすく料理に合わせやすいものでした。

ちなみにここでもオーパス・ワンは購入できますが、代理店の販売の兼ね合いもあるので、値段に差をつけていないとのこと。実際にここで購入する価格はネットでの価格とそこまで大差は無かったですが、僕はオーバーチュアを1本購入しました。

外に出てワイン畑を眺めます。気候がとても良く、気持ちがいいです。

素晴らしいワイナリーでした。またリニューアルが終わったら再訪したい場所です。

4.ロバート・モンダヴィ・ワイナリー
カリフォルニアワインの父 ロバート・モンダヴィ
その後、オーパス・ワンから徒歩でアクセスできるロバート・モンダヴィワイナリーへ。途中でワイントレインが停車していました。

ロバート・モンダヴィ・ワイナリーはカリフォルニアワインの父とも呼ばれ、カリフォルニアワインの発展に大きく貢献した第一人者でもあります。

見学ツアーは予約が必要ですが、今回は試飲だけにしたので、そのままテラス席でワインをいただきます。


赤ワインのピノ・ノワールとナッツをいただきました。心地よい気候と涼しい風が相まって、つい長居してしまいます。

ちなみにナパバレーはサンフランシスコより北にあるのに気温が若干高いです。なぜかというと、サンフランシスコは海風が天然のクーラーとして機能しているからだそうです。あと、サンフランシスコ名物の霧が気温上昇を抑える効果を果たしているそうです。

5.サンフランシスコの社会問題
急騰するサンフランシスコの地価と急増するホームレス
帰りもUBERを利用して、一旦ヴァレーホへ。ドライバーのおじさんといろいろサンフランシスコの話をしました。その話がなかなか興味深い内容だったので、書いていきたいと思います。
おじさんはもともと東海岸生まれで、30年ほど前からサンフランシスコに来て育った。今では危険と言われているテンダーロイン地区で育ったが昔は今ほど治安が悪くなかったそう。

なぜ状況が変わったのかというと、数多くのIT企業がサンフランシスコとサンノゼの間にあるシリコンバレーに来て、富裕層がこぞって不動産を購入し、地価が暴騰したから。そのことが影響し、住む場所を追われた貧困層は仕方なく路上生活者となってしまった。サンフランシスコでは、ホームレスの問題が以前より顕著になっている。

IT企業の富裕層の流入と、経済格差についてはどこの大都市でも起こっていることですが、サンフランシスコでは様々なバックグラウンドの人が共存しているので、これは入り込んでいて複雑な社会的問題だそうです。サンフランシスコは自由で魅力あふれる都市ですが、一方でこのような問題も内包していることを理解しておくことは旅をする上で重要です。ただ、最近はその状況を変えようとしている動きもあるそうです。

このあとは、サンフランシスコ近代美術館へ向かいます。