
「TOEICのリーディングパートがなかなかスコア上がらないな〜。特にPart7が全然できない…。」
TOEIC対策を始めたばかりのころは、リーディングパートのほうが点数が低くなってしまうのはしょうがないです。おおよそ50~100点くらいリスニングが高いのが一般的です。
でも、「リーディングパートは対策しておきたい!」という人におすすめの参考書が『究極のゼミ』です!
コンテンツ
1.究極のゼミシリーズって?
TOEICのプロ:ヒロ前田氏が教える秘伝の書
TOEICのノウハウを知り尽くす受験力UPトレーナー・ヒロ前田氏のスコアアップのコツが書かれた参考書です。さすが長年TOEIC受験に携わっていて、知り尽くしているだけあって、かなりの知見を持っています。
この本ですが、TOEIC700点台後半の”マイ”、470点の”ヤス”、380点の”ダイ”という登場人物たちが登場し、それぞれの立場からの疑問点を講師役のヒロが的確に解説するという構成になっています。様々な読者の立場からの意見や疑問点を反映しているので非常に分かりやすく、親切に作られています。

★著者:ヒロ前田氏について

今回の記事で紹介しているTOEIC究極のゼミ以外にも有名な本をたくさん出版しているので、興味のある人はチェックしてみてください!特に「至高の模試」はオススメです!
2.TOEIC究極のゼミPart7の特徴
時間制限を意識して問題を解く
リーディングパートはPART5,6,7を合わせて、100問を75分間で解かなければなりません。一度でも受けたことがある人はなんとなくお分かりかと思いますが、TOEIC最大の壁は『時間が圧倒的に足りない』ことです。
普通に解いていくだけでは最後のPART7で確実にタイムオーバーになり、余ったマークシートを”塗り絵”することになります。では、どのように時間を使っていけばいいのでしょうか?
ヒロ前田氏は、目標解答時間を以下のように提示してます。
- パート5:14分
- パート6:6分
- パート7:55分
上記はほど理想的な時間配分ですが、実際にこの時間通りに解こうとしてもなかなか難しいです。最後まで辿り着くためにはコツが必要です。
コツ①:Part5と6は超速で解く!
短文穴埋め問題であるパート5と6を最速で解きます。ここでいかに早く解くことができるかどうかがキーポイントです。時間を貯めていくことを意識しましょう。語彙と文法に関する知識問題なので、悩まずに次々と即答します。
コツ②:Part7は難しい問題は飛ばす!
時間に余裕を持った状態でパート7に突入することができたら、テクニックを使います。序盤は設問に対し、文章題が1つの「シングルパッセージ」、後半が設問に対し、文章題が複数設定されている「マルチパッセージ」の問題構成になっています。
実はこのマルチパッセージ、難しい問題もありますが何個か解きやすいものもあります。シングルパッセージ後半で難しい問題が出てきたら、一旦飛ばしてマルチパッセージの簡単なものから取り組んでみましょう。効率よく解くことで、時間短縮に繋がります。
本書では、本番形式の問題がいくつか出てきます。右上に制限時間が表記されているので、必ず時間を計って解いていきましょう。これを繰り返すことで時間の感覚を身につけることができます。

3.究極のゼミを使ってみた感想
設問タイプからPart 7を攻略できる

この参考書は「設問タイプ別」の学習方法を詳しく解説してくれています。TOEICがよく出題してくる言い換えの「パラフレーズ」などの重要なポイントも網羅しており、非常にためになります。高難易度を誇る後半の「ダブルパッセージ」「トリプルパッセージ」への対処法も知っているのと知らないのとでは大きな差が出ます。

ゼミ生中継という解説が挿入されているのですが、これが非常に分かりやすいです。自分も疑問に思ったことがここで書かれているので理解して次に進めることができました。
ミニ模試を解き、弱点を知ることができる

「ミニ模試」を2回分収録してある別冊を解きます。問題のタイプごとに正答率が判断できるので自分の弱点がすぐに分かります。

正答率が低い問題は、難易度が高い問題ということです。間違えやすいポイントはどこなのかをここで把握することができます。
4.まとめ
TOEICが出題する問題は特徴があり、この参考書を繰り返し何度も解くことで何となく傾向を掴むことができます。手に取ってみた感じのボリューム感はありますが、実際に解いてみるとサクサク解けるので、思っているよりあっという間に終わりますよ。
