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1.頂上制覇シリーズとはどんな参考書?
頂上制覇シリーズという参考書について
TOEIC学習者にとっては有名な、頂上制覇 TOEIC(R)テスト 究極の技術(テクニック) シリーズは、「TOEIC(R)の神」と呼ばれているロバート・ヒルキが徹底監修した、TOEIC(R)テスト対策向けの問題集兼参考書という書籍です。
僕が頂上制覇シリーズの書籍をおすすめする理由
まず、『頂上制覇』という書籍タイトルの通り、TOEICテストで満点取得を目指す目的になっているため、扱っている内容の難易度は非常に高いのが特徴です。
僕がこの本をおすすめする一番の理由は、ロバート氏の”heavy-bat philosophy”という理論・考え方が現実的にともて理にかなっているからです。
その理論・考え方とは、
『重いバットで素振りを重ねれば、試合ではバットが軽く感じ、速いスイングが実現できる』
というものです。
この書籍で扱う問題は、全般的に高難易度の問題を多く悪化っていて、最初は設問を解くのに時間がかかり苦労します。当然のごとく、正答率も低くなります。正直、挫折しそうにもなります。。
しかし、”heavy-bat philosophy”の通り、難しい問題に取り組んだ鍛錬の成果は、必ず試験で発揮されます!
2.リスニングPart1&2について
設問の解放テクニックは重要
TOEICテストのリスニングは、設問の解き方というテクニックを知っているかどうかでだいぶスコアに差が付きます。
また、試験のなかでいかに効率的に設問を解いていくかを知っていて、事前にシミュレーションができていると、気持ち的にも余裕が生まれます。
Robert’s Ruleのテクニックを知ろう
この書籍では、解答集のはじめにRobert’s Ruleという考え方、注意事項のようなものが紹介されています。

TOEICテストの解き方として、とても重要なテクニックが紹介されています。
書籍に取り組み始めたばかりのことは、さっと目を通すだけにして、ある程度学習を進めてから読み返してみると、内容の意味や効果をスッと理解できます!
3.頂上制覇リスニングPart1&2 究極の技術の勉強法を紹介
まずは下準備
①書籍の表紙カバーを外し、問題集を切り離す
これは完全に個人的な好みですが、まず僕は書籍を扱う時のプラスチックカバーのダブつきが好きでないので、参考書や問題集を購入したときはいつも外してしまいます。新品は綺麗ですが、躊躇せず一思いに捨ててしまいましょう。

この書籍では、問題集と解答を切り離せるようになっているので、外してしまいましょう。

②CDのリスニング音源をiTunesなどに取り込む
次に参考書に付属のCDデータを取り込みましょう。
iTunesなどに取り込んで、スマートフォンで通勤中などいつでも聞けるようにすると学習に便利です。
リスクニングはディクテーションでパターンを覚える!
Part1・2については、TOEIC全パートのなかでも比較的易しめのパートと言われます。が、油断は禁物です。急に難しい問題や知らない単語が出てくると解けなくなったりします。僕の場合は、まず徹底的に問題の形式と解き方に馴染みこむために、ディクテーションという学習方法を使いました。この学習方法ですが、とにかくやり方が地味すぎて地味すぎて、最初は発狂しそうになりました。申し訳ないことに、この学習方法をおすすめしてくれた友人を疑いの目で見てしまいました。。が、学習効果は圧倒的でした!さすがは経験者ですね。笑
①CDの音源を聞き、設問の問題文をノートに一言一句書き取ります

音声は、何度再生してもOKなので、一言一句聞こえたままに問題をノートに書き取ってください。妄想したり、格好つけたりせず、とにかくそのままです。わからないフレーズや単語は、( )とか空白にして飛ばしてしまいます。
小技ですが、ちなみに『右耳だけにイヤホンをつける』と左脳の働きで覚えやすくなります!言語習得論という考え方として、右耳から左脳へ情報が入っていくプロセスは、言語の習得に効果的だそうです。ぜひ試してください。
②次に設問の問題を解きます

Questionにそれぞれ回答します。
ディクテーションでノートへ書いた文章ががあるので解きやすいと思います。
③最後に解答を確認します
最後に、設問の解答とノートへ書いた自分のディクテーションを見比べて、間違った部分に色ペンでマークしていきます。こんな感じです。

そして、書籍の解説を読みながら、解答とディクテーションした内容の答え合わせをしていきます。正答したら☑、間違ったら✕を付けていきます。書籍の右側に詳しい解説の記載があるので、その内容も合わせて確認します。そして、最後の仕上げに、もう一度ディクテーションした範囲のリスニング問題を最初から最後まで通して聞いてみてください。
この書籍には、特別付録として同音異義語・類似語例文集という資料が付いていて、学習に役立ったのでぜひこちらも確認してみてください。

4.まとめ
TOEICテストでは、アメリカ英語・イギリス英語・オーストラリア英語など様々な英語圏の話者が登場するのが特徴です。それぞれの話者の特徴を掴むための対策は、音声を認識できるようになることです。そのためには、ご紹介した地味すぎるけど効果抜群のディクテーションが効果的です。
さらに、ネイティブの発音には、以下のようなパターンが現れることがあると言われています。
- リンキング:発音の単語連結化
- リダクション:発音の欠落現象
- フラッピング:発音の特殊変化
これも音声を聞き取る量をこなすことによって、少しずつ確実に掴めてきます。
正直なところ、このディクテーションという学習方法は最初はかなり骨が折れます...全くもって楽しい学習方法ではありません。。が、確実に効果を実感できて、かつ徹底的に基礎固めができる学習方法なので、TOEIC初級・中級の方へは自信を持っておすすめします!
でも、1日に1題でも必ず効果はあるので、毎日ぜひ続けてみてください。
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絶え間ない努力の積み重ねは、必ず功を奏します。
★雨垂れ石を穿つ “Constant dripping wears away the stone. “